こども新聞記者、京の町を駆け巡る!
2010年11月13日(土)、9:00、場所はウィングス京都・2階・セミナーB(京都市中京区東洞院六角下がる)にて、『こども新聞記者イベント』を実施した。
京都市内の小学生を対象に、午前中は「新聞の構成」、「新聞の普段の学習に役立て方」、
そして、「取材方法」を京都新聞社の記者による授業とデジタル一眼レフカメラ(PENTAX)の使い方の説明を行った。
今回の参加者は7名、京都市内の各地の小学校から集まった。
普段、何気なく目にする新聞、しかし、ここには様々なルールに従って、
最新の情報が盛り込まれている。
まず、新聞が出来上がるには、取材後、単に掲載をするのではなく、
どの記事をどのぐらいの大きさで取り上げるか、つまり、そのニュース価値を
判断する編集会議が行われ、その後、紙面編集をする。次に刷版、印刷へと流れ、
紙面の色合いなどのチェックを経て、新聞が出来上がる。
それらは各販売店へトラックで配送され、その販売店からみんなの家に届けられる。
では、その新聞紙面はどのように構成されているのか?
新聞紙面は人間の目の動きに注目し、左から右へと流れるZを描くように構成されている。
では、新聞にはどのような種類があるのか?
全国紙と地方紙の違い、全国紙とはいえ、全国の情報が掲載されているわけではないこと、
それぞれの地域により、また新聞社により同じニュースでも取り扱われ方が違うことを
こどもたちは学んだ。
いよいよ、今回のイベントの本題でもある「取材方法」について授業が始まった。
「なぜ?」と疑問に思うこと、自分が知りたいと思うこと、伝えたいことは何かを
準備することから取材が始まるとの話をこども新聞記者たちは真剣に聞き入った。
取材内容をわかりやすくみんなに伝えなければならない。
それには、どうしたら良いか?と授業が続く。
自分だけがわかるのではなく、自分が取材した内容をできるだけわかりやすく様々な方法で表現し、
伝えなければならない。
わかりやすい文章を心がけ、読者がイメージできるような写真を用意する。
取材についての説明がひと通り終了し、質疑応答のあと、デジタル一眼レフカメラの使い方に
ついての説明が始まる。
ペンタックス製デジタル一眼レフカメラを手にしたこども新聞記者たちは、
いつも手にするコンパクトデジタルカメラとの違いを物ともせず、とにかく撮る!ことで
使い方を覚えた。
デジタル一眼レフカメラの取り扱い方、持ち方、使い方と学んだあと、取材に逝く前に
実際に会場周辺の公園に出かけ、こども新聞記者たちは思い思いに写真撮影を行った。
構図を考えての撮影、連射機能でコマ撮りし、プレビューで映画のようにコマ撮り再生を
楽しむなど様々な方法で使い方を覚え、取材本番に備えた。
午後、各自ペンとノート、デジタル一眼レフカメラと共に取材へと出かけた。