何があってもキミ(黄身)を守れたか?

エッグドロップ甲子園2012

何があってもキミ(黄身)を守れたか?-。

紙製プロテクターで高さ約10メートルから卵を割らずに着地させられるかに
高校生たちが挑む総合頭脳競技「エッグドロップ甲子園2012」(主催:ものづくりキッズ基金、後援:京都府教育委員会、京都市教育委員会、大阪府教育委員会)が11月18日、立命館大衣笠キャンパス(京都市北区)で開かれた。
京都や大阪、兵庫、奈良、滋賀、そして遠く徳島から計48チームが参加し、チームワークのもと、知識や発想力、経験、勘、手の器用さまで総動員してユニークなプロテクターを仕上げ、落下する卵を守り抜いた。

参加チームは、立命館大理工学部の飴山惠教授からミニ講義を受けた後、90分間
で熱心にプロテクター制作に取り組んだ。
コンパスや穴をあけるパンチの道具を使ってデザインに工夫を施したり、
事前に準備した緻密な設計図を手に作業したり、
時間を目いっぱい使って、ロケットやパラシュート型、
キューブを組み合わせたような個性的な作品を完成させた。

制作に続いて、各チームは卵を包んだ自作のプロテクターを建物3階のテラスから
真下の的を目がけて落下させた。
卵が割れていないかを確認し、割れていない卵をプロテクターから取り出すと、
会場からは大きな歓声が上がった。

今回、卵を守れたチームは48チーム中25チーム。成功したチームから、
着地までの時間や的の中心からの距離、プロテクターデザインの独創性などを総合的に評価して、
咲くやこの花高校Aチームが優勝に輝いた。
優勝チームには、トロフィーや図書カード3万円分が贈られた。また、高校への希望図書の贈呈
も行われる。
ほかに、デザイン賞や先端技術賞、女性を含むチームに贈られる賞なども表彰され、
会場からは健闘を讃える声や拍手がわき起こった。

卵は食品保存用の透明袋に入れて使用しており、割れた卵は食用に特別に用意したほかの
卵と一緒に京都のイタリアンレストランのシェフによりオムレツやリゾットに調理され、
温かいうちに高校生に提供された。

エッグドロップ甲子園2012の総合結果表は近日中に公表します!

エッグドロップ甲子園2012 結果発表

優勝 大阪市立咲くやこの花高等学校 B
2位  帝塚山高等学校 A
3位  京都府立園部高等学校 A

デザイン賞:大阪教育大学附属高等学校平野校舎
先端技術賞:京都市立堀川高等学校 A

立命館大学賞:金蘭千里高等学校 A

理系女子を応援するSUBWAY賞:
1.大阪市立咲くやこの花高等学校 A
2.京都府立城陽高校

アツコウ.ch賞:帝塚山高等学校 C

後援

京都府教育委員会
京都市教育委員会
大阪府教育委員会

協力

立命館大学
岡山県美咲町

実験協力

京都大学

特別協賛

学校法人河合塾
株式会社コスモス

協賛

株式会社王将フードサービス
有限会社美咲ファーム
SUBWAY
食画株式会社
イル・ピアット
株式会社日本ネスレ

審査員

飴山惠氏(立命館大学教授)
中川佳宣氏(現代美術家)
三浦耀山氏(佛師)
山下俊介氏(京都大学助教)

*エッグドロップ及びエッグドロップ甲子園は特定非営利活動法人ものづくりキッズ基金の登録商標です。
エッグドロップ®の名称の全部または一部を無断使用したイベント開催等は知的財産侵害となります。

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