◯ エッグドロップ®2.0は“ものづくりと販売戦略”を楽しく体感できるルール

エッグドロップ甲子園2013より採用することが決定した「エッグドロップ®2.0」は単なる科学実験や科学の知識だけを必要とするのではなく、科学の知識の活用と現実社会の“ものづくりと販売戦略”を楽しんで体感できるように設計されたルールです。

◯ エッグドロップ®2.0の３つの評価ポイント

エッグドロップ®2.0の３つの評価ポイントは以下の通りです。
１．開発コスト
２．開発期間
３．マーケティング
*エッグドロップ甲子園では便宜上、通常の商品開発、マーケティングに必要な要素を簡素化した上でルールとして採用しています。

１．開発コスト
開発コストとは「商品開発をする際のお金」です。食べ物でも衣服でも電化製品でも何でも商品として世に出すには様々な観点から調査、企画、設計や研究、また使った原材料から関わった研究員なども含めて開発までにお金と人材が必要です。

その集大成が商品として世に送り出されていくのですが、このエッグドロップ甲子園でも「使用した紙」の量をもとに開発コストを計測します。

２．開発期間
開発期間とは「商品開発にかける時間」です。商品を世に送り出すまでに調査、研究などに多くの時間がかかるだけでなく、試作品が出来上がると何度も使用テストを繰り返すなど検証する時間が必要です。
そこで、エッグドロップ甲子園では制限時間が90分と決まっているのですが、その90分の内、60分までは通常の開発時間とします。そして、60分以降からエッグプロテクターをどの程度、早く制作できたかどうかを計測します。

３．マーケティング
マーケティングとは「顧客が欲しいと思う商品やサービスを企画、設計、研究、開発、制作し、その商品を顧客に効果的に提供できるようにする活動全般」を指します。エッグドロップ甲子園ではPR、宣伝の部分をクローズアップし、エッグドロップ甲子園の会場、WEB上で“エッグプロテクター総選挙”として人気投票を行なうことで計測します。

◯ エッグドロップ®2.0のルールの醍醐味

エッグドロップ®2.0ルール図解

エッグドロップ®2.0では３つの評価ポイントを中心に優勝者を決定しますが、もちろん、まず生タマゴを守ることは必要条件です。この「タマゴを守る！」というのは何があっても外してはいけません。

その上で３つの評価ポイントを考え、エッグプロテクターの制作に励んでいきます。
開発コスト、これは少なければ少ないほど一般的には良いです。開発コストが多くかかってしまうとその分、製品の価格に転じることになり、必要以上に価格の高い商品になってしまう可能性が出てきます。

開発期間、こちらも基本的には少なければ少ないほど、つまり短い方が良いことが多いです。競合他社が多く存在する分野では、できる限り早く商品を出した方が先行者メリットも活かせること少なくはありません。

マーケティング、このエッグドロップ甲子園では自分たちが作ったエッグプロテクターをいかに周囲へ良いプロテクターかを伝えていく必要があります。またお客さんが自分たちのエッグプロテクターを欲しいと思ってくれるようなモノをデザイン性、機能性の面からも考え、制作に活かさなければなりません。

お客さんの声は“エッグプロテクター総選挙”にて反映されます。得票数が多ければ多いほど、市場で支持された商品、つまり、人気のある商品ということになります。
人気のある商品は大量の販売が見込めるため、結果的に開発コストや生産コストを押し下げることに貢献します。

デザイン性や機能性が高く人気のあるエッグプロテクターとして認められれば開発コストを押し下げることができるので、開発コストが多少、多くかかってしまっても問題がありません。
また開発期間を短くしたいからといって早く制作しても、仕上がりの悪いエッグプロテクターとして人気を得ることができなければ、開発期間を短くしても意味がありません。

エッグドロップ甲子園では、エッグプロテクターを作る際に「テーマ（お題）」が発表されます。それは制作する側も人気投票をする側にも伝えられるものです。制作する側は、そのテーマに沿って“機能性、デザイン性”を考慮しながらエッグプロテクターを制作しましょう！

これらの開発コスト、開発期間、そして、マーケティングのバランスを意識してエッグプロテクターの制作に望んでみてください！
みんなが持っているスマホなんかも、それら全部、開発コスト、開発期間、工場での生産コスト、CMなど宣伝費など様々な要素を考慮して出来上がった結晶です。

◯ エッグプロテクター総選挙での得票数が優勝を大きく左右！

エッグプロテクターはエッグドロップ甲子園の開催日、出来上がり次第、すぐにWEBで公開されます。公開されたエッグプロテクターとそのプロフィールを見て、会場や公式Facebookページにて誰でも自由に投票ができます。
お気に入りのエッグプロテクターに投票ができ、また得票数が多いほど優勝に近づきます。
自分たちが作ったエッグプロテクターのファンを増やしましょう！
エッグプロテクターへの得票数が多ければ多いほど、開発コストを押し下げる効果もあります！

*エッグドロップ及びエッグドロップ甲子園は特定非営利活動法人ものづくりキッズ基金の登録商標です。
エッグ・ドロップのような類似商標の使用禁止およびエッグドロップ®の名称の全部または一部を無断使用したイベント開催、講習会、出版等は知的財産侵害となります。